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【バチェロレッテ・ジャパン4 総評】りなさんが良すぎて、構成が神すぎて、全部がよかった。

バチェロレッテ4の総評

『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4、観終わりました。観終わってしまいました。しばらく余韻で何も手につかないくらい良かったです。

なのでこの記事書き始めるのも時間かかりました。

恋愛リアリティショーを5年以上、来る日も来る日も浴びるように摂取してきたわたしが言いますが、今作は「構成」「バチェロレッテ」「参加者」「スタジオトーク」、どこを切っても旨味が出る出汁の効いた一杯でした。

というわけで今回は、まず総評。

そのあとに全14人へ言いたいことを言わせてもらうコーナーをやります。

後半は完全に身内ノリです。「その人のこと好きすぎでは?」も「いや辛口すぎ」も全部愛だと思って読んでください

誰のことも本気で嫌いになってない人だけ進んでください。


目次

バチェロレッテ・ジャパン4の総評

結論から言って、最高に面白いシーズンでした。

最近のバチェラー・バチェロレッテって微妙じゃね?みたいなこと言いましたがバチェロレッテ4は最高でしたよ。

まず過去シリーズと決定的に違ったのが、全員と一通りデートを経てからローズセレモニーに臨むという流れ。

これ、地味に見えて革命だとわたしは思っています。

これまでのバチェラー/バチェロレッテって、初回カクテルパーティ直後にバラを渡すから、どうしても「見た目」と「第一印象の瞬発力」で判断せざるを得ない場面があったんですよね。

逆に、初回を生き延びても全然デートに呼ばれず、「俺、一言も喋らずに終わるのでは…?」とジワジワ削られていく参加者も過去にはいた。あの空気、観てるこっちもしんどかった。

今作はそこをきれいに解消していて、全員にフェアに2ショットの時間を配ってから判断している。だから参加者に余計な焦りが生まれないし、視聴者としても「ちゃんと見た上でのジャッジ」だから納得感がある。ローズセレモニーが理不尽じゃないって、こんなに精神衛生に良かったのかと。

しかもこれ、後から知ったんですがりなさん本人の提案だったらしいんですよ。

バチェロレッテが番組のルール設計に踏み込んでくるの、強すぎる。GJどころの騒ぎじゃない。神である。

加えて今作は「ブルーローズ」という新ルールも投入されていて、誰が特別なデート権を得るかで男性陣の人間性がモロに出る装置になっていた。ここの使い方も上手かった。新しいギミックを入れつつ、ちゃんとキャラを暴くための装置として機能していたのが見事です。

そうだよね。セバウンさん。

りなさんが、とにかく良い

で、その構成を成立させた最大の理由が、4代目バチェロレッテことりなさんの完成度です。

可愛い。それはそう。でもこの人、可愛いだけじゃなくて芯がめちゃくちゃしっかりしている。言いにくいことも、言葉を選びながらちゃんと本人に伝える。優しさと厳しさの配合が絶妙なんですよね。

そして「結婚という未来」をしっかり見据えつつ、「恋のドキドキ」もちゃんと欲しがっている。この二つを両立させようとする姿勢が、観ていて気持ちいい。

打算だけでもないし、フワフワした恋だけでもない。だから男性陣も「この人だったら本気になれる」と腹をくくれた。ガチのりなさんが、ガチの男たちを引き出した。いい料理人がいい食材を引き出すあれです。

ちなみに配信前の宣材写真、りなさん含めて全体的に本編より控えめに見えるのなんでなんでしょうね。バチェラーもバチェロレッテも毎回思います。

みんな動いてる本編の方が圧倒的に良い。仮面ライダー

最初の印象から株が上がっていく構成、物語としては最高ですけどね。

男性陣、結果的にいい男しか残らなかった

放送前に14人の参加者が公開された時点でのわたしの正直な感想は「…クセ、強くない?」でした。すみませんでした。

蓋を開けたら、顔がいいのは当然として、内面のいい奴ばかり。いや、より正確に言うと「危ない人から順に落ちていった」という表現が近い。

りなさんの選び方がとにかくシビアで、ネタに走る人やコミュニケーションに難のある人は早々に見送られていった。全員とちゃんと話してから判断する構成のおかげで、ジャッジの精度が上がっていたんだと思います。

だからこそ終盤に残るメンツは粒揃い。「こいつだけは嫌だから他を選んでくれ」みたいな安全策の応援が発生しないんですよ。誰が最後のバラを受け取っても文句が出ない。決勝に残った選手みんな優勝でいい、みたいな状態。点数つけたくない大会だった。

スタジオトークが本編を食いにきている

そして毎度のことながら、スタジオトークが面白すぎる問題。

名言製造機・今田耕司、女性目線でズバッと切り込む指原莉乃、絶妙なツッコミで進行を整える山添寛。この3人のバランスが奇跡みたいに噛み合っていて、正直本編と同じくらい巻き戻して観てます。情報量も笑いの密度も濃いので、放送に使われずカットされた部分があると思うと夜しか眠れません。

Prime Videoさん、スタジオトークだけのディレクターズカット版、いつでもお待ちしております。あと副音声でこの3人と一緒に観られる機能があったら課金します。します。

坂東工さん、お疲れさまでした

そして今作で進行役を卒業された坂東工さん。長年のシリーズ、本当にお疲れさまでした。あの落ち着いた佇まいでセレモニーが引き締まっていたのを、次から寂しく思い出すんでしょうね。次の進行役が誰になるのかも含めて、シリーズの今後が楽しみです。


全14人に言いたいことを言う

ここからは時系列を無視して、一人ずつ言いたいことを言います。何でも許せる人だけついてきてください。愛のある悪口です。本当に。

植田玲雄(うえた・れお)

初回退場。自分のビジュアルに完全にうっとりしている系の彼。パリコレモデルとサッカー選手、その二足のわらじの真偽はさておき、所作の一つひとつがいちいち「魅せ」にきていて、ツッコミどころとしては最高でした。番組のつかみとしてはありがたい存在。でもりなさんはそういうところを見逃さない人なので、まあ、納得の初回お見送りです。お元気で。

長田寛太(おさだ・かんた)

お顔が、よすぎる。第一印象も完璧で、「信頼」というキーワードの置き方も上手く、ファーストインプレッションローズも大いに納得。しかもバラを貰った直後のカクテルパーティで「自分はもう貰ったから、みんながちゃんと話せるように」と場を回す気遣い。中身まで良いんかい。東京理科大出身という属性が出てきた瞬間、わたしの好感度はバグりました。理系の奥手イケメン、ずるい。

ただ、その奥手さゆえか、りなさんへ恋として踏み込みきれなかった印象も。生い立ちや価値観を語るフェーズで止まってしまって、「愛を伝える」ところまで届かなかった。デートの空気は良かっただけに、もう一歩欲しかった。現実世界なら、ゆっくりアプローチして結婚後も大事にしてくれる穏やかな旦那さんになりそうな人。モデル業、応援してます。

なんなら次期バチェラーでもいい。

倉岡利樹(くらおか・としき)

としくん。第一印象、正直そんなに良くなかった。ワインレッドのスーツに長めの襟足、自作の赤ワイン――情報量がホスト寄りに振り切れていて、わたしは身構えていました。

ところが回を重ねるごとに、真面目で上品なプリンスであることが判明していく。チャラく見せかけて中身が硬派。りなさんと生い立ちや価値観の共通点が多くて、「似てるってメリットだよね」と逆境すらプラスに変換し、想いまで告白する。強い。ラス3は堅いと思っていました。

が、まさかの途中離脱。後半「俺たち似てるよね」の比重が上がりすぎて、燃え上がる恋というよりよくできたビジネスパートナーの手触りになってしまったのかな、というのがわたしの見立てです。冷静で分析力のあるとしくんがりなさんのお父さんとどう対峙するか観たかった。SNSでの発信が賛否を呼んでいたのは、せめて配信完走後にしてほしかったところ。完璧に見えるからこそ風当たりが強くなるタイプ。気を落とさず、これからも。

櫻井将治(さくらい・しょうじ)

しょうじくんも、いい奴枠。最初はハイテンションのアピール過多で「ちょっと暑いな…?」と思っていたのに、気づけば現場全員が彼の明るさに救われていた

ポイントは、ただ騒ぐタイプじゃないこと。重い空気をパッと軽くしつつ、根は真面目でしっかりしている。孤独になりがちなバチェロレッテにまっすぐな愛を注ぎ続けたからこそ、りなさんも自信を取り戻せた場面が何度もあった。ラス3まで残ったのは伊達じゃない。

好きアピールが暑苦しくなくて爽やか、しかもちょっと面白い。たまにスベるけど、キャラで全部許される。後半の「スキンシップ割とする方?」からの流れはわたしも一瞬「お、おう…」となりましたが、しょうじくんだから笑って見送れる。最後まで旅を明るく照らしてくれてありがとう。

白谷琢磨(しらたに・たくま)

バカでかい折り鶴を折ってきた彫刻家。芸術家枠。陰キャ寄りだけど言葉選びが丁寧で、わたしは普通に好きでした(わたしが静かな人を好きなだけかもしれない)。カクテルパーティで涙していたのが印象的で、結果としてあのシーンが長田さんの株を上げる呼び水にもなっていた。

芸術家枠ゆえ愛の表現も独特だっただろうし、もっと見たかった。ただ、過去の恋愛を聞かれて「話すと2時間かかる」と返したのは、わたしとしては惜しい。そこは3行に圧縮して、続きはデートで

セバウン玲央ジュリアン(せばうん・れお・じゅりあん)

正直に言います。今作でわたしが一番「うわ」となったのは彼です。ごめん。

最初の食事デートでは気遣いのできる好青年に見えたのに、回を追うごとに「それ、今いる?」という発言が増えていった。ブルーローズの話し合いで他の参加者のデートにケチをつけにいくくだりは、関係なさすぎて場の空気が静かに死んでいました。後のインタビューで「みんなが遠慮がちに見えたから、あえて場をかき乱した」と語っていて、言いたいことは分からなくもないけど、やり方の問題よ。

しかも「ローズを取ってくるのが男」と豪語した後に2ショットでバラを貰えず、他者を下げる発言をりなさんに静かに諭される展開まで完備。ヒールとしての完成度が高すぎる。

とはいえ、優しくて気遣いのできる参加者が大半を占める中、一人だけ波風を立て続けるヒール役として、番組のドラマ性に確実に貢献していたのも事実。あなたがいたから物語が締まった。あと、別番組参加者の兄弟というのも含めて、最後までキャラが渋滞していて面白かったです。

田中哲史(たなか・さとし)

遠くから謎のオペラが聞こえてくる人。情報がそれだけ。それで十分。

ニマーク・ライモン(にまーく・らいもん)

怖い。勝負にガチすぎて、いっそ怖い。

デリケートな生い立ちを1on1ではなく序盤のグループデートで涙ながらに語り、英語で一番乗りの告白を繰り出し、カクテルパーティの空気をかき混ぜ、結果として白谷を泣かせ、長田のかっこいいムーブを引き出す(これはGJ)。そしてローズを貰えず体調を崩して倒れる――情報量で殴ってくるタイプ。

お国柄や本気度ゆえなのは分かるんですが、序盤から命の懸け方が重すぎて、観ているこちらの心拍数も上がりました。バラを渡せなかった相手が倒れたら、渡す側もトラウマになっちゃうって。歴代でバラを貰えず散っていった者たちの想いを全部背負ってきたような、そんな密度の存在でした。

ただ、倒れる直前にいち早く異変に気づいた安齊さんがお姫様抱っこで運んでいったくだりは、緊張感の中でちょっとだけ笑ってしまった。お大事に。

水越寛文(みずこし・ひろふみ)

宝箱の謎だけを残して去っていった人。あの宝箱、結局なんだったの。一生気になる枠。

妻鳥郁也(めんどり・ふみや)

めんどり、結構好きでした。いい意味で等身大。背伸びせず、ナチュラルに気を回せるタイプで、なんというか一緒にいて心地いい空気をまとっている。大学のサークルに一人いたらジワジワ好きになっちゃう、あの感じ。

ブルーローズの話し合いも積極的に進めていたし、自分が落ちそうな局面でも最後までりなさんを気遣っていた。ただ――気遣いができるからこそ、配慮が先に立って自分のアピールに回しきれなかったのかも。いい意味で「普通にいい人」なので、現実世界でちゃんと幸せな恋愛して結婚してください。本気で願ってます。

吉本ラバーニ勇世歩(よしもとらばーに・ゆうせふ)

……すみません、ここに書けるエピソードを、わたしは持ち合わせていません。次。

和田叡(わだ・あきら)

和田。わたしは和田が好きだ。

初回からガチガチに喋りすぎていて、正直すぐ落ちると思っていました(本当にごめん)。でも観ているうちに「この人、めちゃくちゃ性格いいぞ」というのが画面越しにビンビン伝わってくる。ムードメーカーで気配り上手で、男性陣からの信頼が厚い。ブルーローズのデート権をみんなから譲ってもらえたのが何よりの証拠です。

自慢のブランドをいじられても場の空気を壊さず、明るく会話を続けられる人格者っぷり。ブルーローズが使えると決まったときに涙ぐむ和田を見て、わたしももらい泣きしました。

ただ、本人も、としくんからも「恋愛向きではない」と言われていた通り、ブルーローズのデートがときめき方面では伸び悩んだのも事実。夜のビーチで並んでスムージーを吸う絵面、そして爆竹級の花火。あれは「俺の恋心はこれくらい爆発的なんだ」という演出だったと信じたい。

恋のアプローチは不器用でも、この14人の中で結婚したら一番いい家庭を築きそうな男は和田だとわたしは思っています。間違いなくいいパパになる。元気を出して、いつかどこかのスムージーのCMに出てください。

山崎至(やまざき・いたる)── ファイナルローズ

そして、最後のバラを受け取った男、山崎至さん。32歳、ゴルフ事業経営。

初登場時から大人の余裕を漂わせていて「かっこいいな」とは思っていたんですが、序盤の一発ギャグでネタ枠に振れたかと思いきや、気づけばしっとり系の本命に成り上がっていた。この緩急がうますぎる。

カクテルパーティで一度しくじっても、夜の2ショットで立て直し、朝のビーチで一気に距離を詰める。「この感情、言葉にできない」とりなさんが漏らしたときに「いったん、言葉にしないでおく?」と返せる余裕。いったん?言葉に?しないでおく? いや好きって言え、と思いつつ、その余白こそが彼の武器でした。

そこからはもう距離の詰め方がスマートで、観ているこちらが「これ、放送していいやつ?」とソワソワするレベル。ゴルフデートのあとのあれこれ、プールサイド、船の上……どの場面も空気が湿っていて、もはや恋リアの皮をかぶった別ジャンルでした。りなさんが親の前で「彼の前では女の子になれる」とまで言えるようになったの、強すぎる。

そして山崎さんが偉かったのは、ちゃんと家族にも挨拶し、拠点をどこに移すかという現実の話まで詰めたこと。恋の熱量だけでなく、結婚という地続きの未来まで描いてみせた。だからこそりなさんは「今いちばん想いの強い人」として彼を選んだ。歴代でも屈指の、隙のない本命だったと思います。お幸せに。本当に。

安齊勇馬(あんざい・ゆうま)── もう一人のファイナリスト

最後に、安齊勇馬。「恋に臆病な最強レスラー」というキャッチコピーを考えた人、出てきてください。「最強」と「臆病」を一人の中に同居させた時点で優勝でしょう(ファイナルローズを貰えるとは言ってない)。

放送前から話題をかっさらっていたユウマ。今作がここまで盛り上がったのは、間違いなく彼の存在が大きい。鍛え抜かれた体と、くしゃっと崩れる笑顔。まっすぐで純粋で、恋愛は超がつくほど奥手。属性を盛りすぎていて、途中から「これフィクションでは?」と疑いました。観ていた全員が彼に勝ってほしかったはず。わたしも、本命は山崎さんだと頭では分かっていながら、テレビの前で「ユウマ頑張れ」と願ってしまっていました。

ただ、山崎さんがしっとり距離を詰めていく一方で、ユウマはずっとカラッとした友達の空気のまま。それが長所でもあるんだけど、旅の中で何度も崖っぷちに立たされ、首の皮一枚で残り続けた。

そしてユウマは、最後まで「好き」と言わなかった。「ここで好きと言ったら、ただバラが欲しいだけになってしまう」「言葉が軽くなる」と。いや、みんなバラのために必死なんよ、そういう番組なんよ……と何度もツッコミかけたけど、それを言わない不器用な誠実さこそが彼の核なんですよね。

日本に帰ってからプロレスの現場を見せ、リング上から「俺が一生、隣で笑顔にします」とマイクで伝えたあのシーン。どんな「好き」より情熱的でした。その後ぎこちなく手を繋いで、「ダサくなっちゃったけど、これが俺らしい」「気づくのが遅かった」と笑うユウマで、わたしは普通に号泣しました。ティッシュが何枚あっても足りなかった。

りなさんが二人を最後まで残したのは、ユウマから愛の言葉を引き出したかったからだとわたしは読んでいます。後半のデートで、彼に言わせるための「間」を意図的に作っていたように見えた。でも結婚を見据えたとき、「笑顔にする」だけでは越えられない現実もある。今の想いがはっきり強い山崎さんを選んだ判断は、恋でもあり生活でもある、極めてりなさんらしい誠実な決断だったと思います。

ユウマ、また絶対どこかで会おうな。


最終回について

いや、本当に良いシーズンでした。

最後は誰がどう見ても山崎さんで間違いなかった。なのに「いや、安齊いけるんじゃないか…?」と最後の最後まで視聴者に思わせてしまう。あの引力が、今作を唯一無二にしていたと思います。決まっているはずの勝負を、決まっていないかもしれないと信じさせる――それができる参加者がいる時点で、名シーズン確定なんですよ。

構成も、バチェロレッテも、参加者も、スタジオも、全部良かった。何歳になっても恋愛リアリティショーは面白い。改めてそう思わせてくれた一作でした。

坂東工さん、長年お疲れさまでした。次の進行役は誰になるのか。次作も全力で待っています。

りなさんと山崎さん、どうかお幸せに。

それでは、また次の恋リアで。

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